121129 初版
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MathJaxがあまりにいいので,
調子に乗って書いてみる
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いわゆる群数列の問題について考察してみます。
1 | 3,5 | 7,9,11 | 13,15,17,19 | 21…
のように,奇数の列に1個,2個,3個,4個,…と区切りを入れる。
高校の数列の問題は,規則性がある。
規則が分かるまで,どんどん書き足してみたほうがいい。
いわゆる群数列は,double index(2重添字)の数の列で,
2次元数列,数のテーブル(表)という感じがする。
本や音楽のアルバムのように目次で整理するといい。
この手の問題の解法は○○流という感じで,いろいろな方法があるが,
ここでは南麻布流を載せることにする。
群 |
|
値 |
|
|
通し番号 |
|
項数 |
1 |
1 | ~ | 1 |
1 | ~ | 1 |
1 |
2 |
3 | ~ | 5 |
2 | ~ | 3 |
2 |
3 |
7 | ~ | 11 |
4 | ~ | 6 |
3 |
4 |
13 | ~ | 19 |
7 | ~ | 10 |
4 |
ここまでは,例を整理したものである。
規則性が分かるまで続けるとよい。
群番号は,章番号や曲番号に例えられる。
値は,見出し,要約,曲名に例えられる。
通し番号は,区画を外して一列(linear)に並べたときの項番号で,
最初からのページ数,最初からの経過時間に例えられる。
項数は,章の長さ,曲の長さに例えられる。
気付くことがあるかな。
群 |
|
値 |
|
|
通し番号 |
|
項数 |
1 |
1 | ~ | 1 |
1 | ~ | 1 |
1 |
2 |
3 | ~ | 5 |
2 | ~ | 3 |
2 |
3 |
7 | ~ | 11 |
4 | ~ | 6 |
3 |
4 |
13 | ~ | 19 |
7 | ~ | 10 |
4 |
5 |
21 | ~ | 29 |
11 | ~ | 15 |
5 |
6 |
31 | ~ | 41 |
16 | ~ | 21 |
6 |
ある群の初項の通し番号は,前群の末項の通し番号の次である。
これは,どこの群でも,どんな群数列でも共通した性質である。
群数列の第1定理
群 |
|
値 |
|
|
通し番号 |
|
項数 |
\(n-1\) |
\(A_{n-1,1}\) | ~ | |
\(H_{n-1}\) | ~ | \(T_{n-1}\) |
\(L_{n-1}\) |
\(n\) |
\(A_{n,1}\) | ~ | |
\(H_{n}\) | ~ | \(T_{n}\) |
\(L_{n}\) |
ある群の初項(Head)の通し番号\(H_n\)は,前群の末項(Tail)の通し番号\(T_{n-1}\)の次である。
\(H_n=T_{n-1}+1\)
自分なりに理由を説明してみよう。
当たり前といえば,当然。
そんなこといったら,神様にとっては数学は全部当然。
つづく