どこかでみたような問題を解いていく。
この問題は解説を読む前に解いてみないと価値がない。
21日の段階では予告編としておく。
すごく興味深くいろいろと考えさせる一連の問題たちであった。
この問題はそうでもないが,
やはり何はなくとも計算力であった。
姑息な公式や受験技術よりも確かな計算力である。
出題者は高校生なんかより数学をよく知っている。
受験技術も知っている。
対策よりも攻めの学習をしたほうがいい。
対策はきりがない。
よりよい問題を自分できちんと考えて,
確実に計算をする姿勢を,
普段からこころがけるべきである。
数学の本質を探ろうとするべきである。
今年の問題のキーワードは,
公式や定理よりも思考力と計算力である。
問題が先にあって,どう考えるかを見ているのである。
模擬試験や対策型の学習では,
ある公式を知っているかをテストするために問題があったりする。
発想が逆である。
制限ある解答方法で,出題者はよくがんばっている。
特に図形の問題では,
図による可視化と,論理と計算が三位一体となり,
必要があれば相互に調整しながら解いていく。
また,条件から連想する力も必要である。
単に知識量や公式を活用する能力だけではない。
この問題はまず,図をかくことからはじめる。
次のような図がかけただろうか。
手本がないとできないものである。
普段の経験と自ら問題に臨む姿勢が問われている。
この図は HTML5 canvas を使って描かせているが,
script を使って自由に描けるようになれば,
幾何のセンスは付いていく思う。
定規とコンパスも大切だが,
21世紀はこんなのが,せっかくの道具である。
chrome は script のデバッグもできるのでお勧めである。