座標
「一応正確に描いた図を見れば真であることが明らかな命題」
をもとに高校生向きの幾何学を構成していく。
余談だが,反時計回りとは不自然だと思うかもしれない。
空間図形を座標で表した場合,これに加えてさらにz軸を取るのだが,
このように,x軸の正の向きを右,y軸の正の向きを上に取ると,
z軸の正の向きは奥から手前への向きとして,右手系で定めている。
逆にz軸を手前から奥への自然な進行方向(前進)に定めると,
x軸の正の向きは左,y軸の正の向きは上(重力の向きと逆)である。
このとき,線分OXをOを中心に回転してOYと重ねるためには時計回りに回転している。
だから,右手系というのである。
x軸の正の向きを親指の付け根から爪への向き,
y軸の正の向きを人差し指の爪への向き,
z軸の正の向きは中指の爪への向きとして,
右手は,爪を上にして手の甲を自分に向けたときに,親指,人差し指,中指の順に,
左から右へ並ぶ。
図による可視化もいいが,
幾何学では,
共通理解の下の言葉をきっちりと操ることが大切である。
幾何学は数学の原点である。
このように,数学を構成していくのが,siteの目標である。
ベクトルは けしからんなんてとんでもない。 これは小学生でも十分理解できる。 ものの思想こそ,スパイラルに学習するべきである。