170703 初版 170703 更新
三角定規に現れる角を有名角と呼ぶことにします。
三角定規は正方形を2つに折ったものか,
正三角形を2つに折ったものです。
正方形を対角線で折りたたむと,合同な直角三角形が2つできます。
これは直角二等辺三角形(このページでは三角形A とします)です。
正三角形の一つの辺の中点とその辺に向かい合う頂点を結んだ線で
折りたたむと,合同な直角三角形(このページでは三角形B とします)が2つできます。
円周の等分点を考えることにします。
そのうちの隣り合う点をA, B, 円の中心をO とします。
直角は円周を4等分した点での,角AOBです。
三角形Aの鋭角は,円周を8等分した点での,角AOBです。
三角形Bの大きい方の鋭角は,円周を6等分した点での,
また,小さいほうの鋭角は,円周を12等分した点での,角AOBです。
有名角の度数法と弧度法の対応は次のとおりです。
度数法 |
360° |
180° |
90° |
60° |
45° |
30° |
15° |
弧度法 |
2π |
π |
\(\dfrac{\pi}{2}\) |
\(\dfrac{\pi}{3}\) |
\(\dfrac{\pi}{4}\) |
\(\dfrac{\pi}{6}\) |
\(\dfrac{\pi}{12}\) |