y は x の関数であるとは,
2つの集合A, B があって,
A からB への対応が,
A のある元 x ひとつに対して,
B の元 y がひとつだけ結びついている状態のこと。
y = f(x) とかいたときは,この対応の仕組みが f であるということ。
f(x) が式で表される場合,
例えば,\(f(x)=x^2+x+1\)のとき,y = f(x) とすると,
x = 1 ならば y = 3 であるが,これを,f(1) = 3 とかく。
関数を表すには表が便利で,
x |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
y |
100 |
100 |
120 |
150 |
180 |
200 |
となっていた場合,
この対応の仕組みはあまり式で表したくないが,
この表自体が関数であり,対応の仕組みを f とすれば,
ちゃんと f(2) = 100 と書くことがができる。
ただし,f(7) や f(3.2) などは定義されていない。
関数では次のことに注意する。
定義域(domain),値域(range, image),増減,最大・最小
定義域とは,上の集合のAである。
値域はB の部分集合で,\(\{f(x)|\ x\in A\}\)である。
値域の中の,最大元を最大値,
最小元を最小値という。
これらの言葉は自然である。