140508 初版 140508 更新
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x を実数 とする。
x に対して x2 を対応させる。
実数の像は 必ず実数である。 特に 像は,0以上の数である。
どんな実数に対しても逆像 x は 実数 となるとは限らない。
例えば, -1 の逆像は実数にはない。
x を実数 とする。
x に対して x2 を対応させる。
0 でない数 a に対する逆像のひとつを \(\sqrt{a}\) で表す。
このとき,\(-\sqrt{a}\) の 像も a である。
このふたつを a の平方根と呼ぶ。
0 の平方根は 0 のみである。
例えば,
4 の平方根は \(\sqrt{4}\), \(-\sqrt{4}\) であり,
これは整数 2, -2 である。
2 の平方根は \(\sqrt{2}\), \(-\sqrt{2}\) であり,
これは有理数ではない。
-1 の平方根は \(\sqrt{-1}\), \(-\sqrt{-1}\) であり,
これは実数ではない。
つづく