2直線が一致するというのをどう分類するかは微妙であるが,
2直線の関係は,交わるか,交わらないかである。
とりあえず,一致ではないとして,
交わる場合の特別な場合の垂直になる条件と
交わらない場合すなわち平行になる条件を考えよう。
これも,状態を方程式で表しているとみなすことができる。
2直線が平行であるとき,またそのときに限り,傾きが等しい。
一致をどうするかは,微妙である。
例えば,
2直線
\(y=2x-1\), \(y=2x+3\)
は平行である。
例えば,
2直線
\(3x+2y-1=0\), \(6x+4y-3=0\)
は平行である。
2直線の傾きを m, m' とする。
2直線が垂直であるとき,またそのときに限り,積 mm' は -1 に等しい。
垂直条件は,次のようにして示される。
傾きm である直線上に2点A, Bをとって,
長方形ACBD を考える。
このとき AC, BD は x 軸と平行にとる。
この長方形を A を中心に 90° 回転した四角形をAC'B'D'とする。
直線 AB' の傾きは \(-\dfrac{1}{m}\) であることが分かる。
例えば,
2直線
\(y=2x-1\), \(y=-\dfrac{1}{2}+3\)
は垂直である。
例えば,
2直線
\(3x+2y-1=0\), \(2x-3y-5=0\)
は垂直である。