等差×等比型の和を一気に求める。
その考えを学ぼう。
和を一気に求めるには,何かしらのアイディアがある。
教科書なり参考書なり,先人からアイディアを学ぶ。
この数列の和は,計算に手間取り,出来がよくない。
先人のテクニックをそのまま使っていて,
あとは正確に計算せよといわれる。
とりあえず答えは出るので,
新しいテクニック
を考えようとはしなかったのかもしれない。
いわゆるひとつの パッシブ・ラーニング である。
これからの時代,計算なら機械にやらせればよい。
発想まで人工知能に頼りたくないものである。
どうせ他人のテクニックなら,もっと簡単で計算間違いの少ない方法
がある。
(1 - 2r + r2)S を考察する方法
バニシング(vanishing) 法 解説
(従来の方法 S - rS はこちら)
例 1
S | = | 1・1 | + | 3・3 | + | 5・32 | + | … | + | (2n-3)・3n-2 | + | (2n-1)・3n-1 | ||||
-6S | = | - | 2・3 | - | 6・32 | - | … | - | 2(2n-5)・3n-2 | - | 2(2n-3)・3n-1 | - | 2(2n-1)・3n | |||
9S | = | 1・32 | + | … | + | (2n-7)・3n-2 | + | (2n-5)・3n-1 | + | (2n-3)・3n | + | (2n-1)・3n+1 | ||||
したがって, | ||||||||||||||||
4S | = | 1 | + | 3 | + | vanishing | + | (-2n-1)・3n | + | (6n-3)・3n |
例 2