微分は関数 f(x) の値の変化を調べたい という思いからできた考えです。
「すぐ隣り」とどのくらい違うのか。
それが微分係数で,式でいうと
\(\displaystyle{f^\prime(a)=
\lim_{h\rightarrow 0}\dfrac{f(a+h)-f(a)}{h}}\)
f'(a) の値はグラフでは,点A(a, f(a))における
接線の傾きでした。
h をとても小さくとると
\(f(a + h)\) は \(f(a) + f^\prime(a)\cdot h\) とほぼ等しいといえます。
(参考:
平均値の定理)
したがって,
f'(a) 微分係数すなわち導関数の値が正 ⇔ f(x) は x = a あたりでは増加している
f'(a) 微分係数すなわち導関数の値が負 ⇔ f(x) は x = a あたりでは減少している
ということができます。