141201 初版 141201 更新

法でみた倍数

8 を法としてみた 5 の倍数の列
k 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
5k 0 5 2 7 4 1 6 3 0 5
8 を 法とした 初項 5 (k=0 は除く), 公差 5 の 等差数列である。
積 5・8 が 5 と 8 の最小公倍数であることがわかる。
5 と 8 は互いに素であり,最大公約数は 1 である。

5 を法としてみた 8 の倍数の列
k 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
8k 0 3 1 4 2 0 3 1 4 2
5 を 法とした 初項 3 (k=0 は除く), 公差 3 の 等差数列である。
積 8・5 が 5 と 8 の最小公倍数であることがわかる。
5 と 8 は互いに素であり,最大公約数は 1 である。
5 を 法とすると,
8 の倍数を考えること, 3 の倍数を考えることは同じなのである。

8 を法としてみた 6 の倍数の列
k 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
6k 0 6 4 2 0 6 4 2 0 6
8 を 法とした 初項 6 (k=0 は除く), 公差 6 の 等差数列である。
積 6・8 が 6 と 8 の公倍数の 最小ではないことがわかる。
6 と 8 は最小公倍数は 24,最大公約数は 2 である。

6 を法としてみた 8 の倍数の列
k 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
8k 0 2 4 0 2 4 0 2 4 0
6 を 法とした 初項 2 (k=0 は除く), 公差 2 の 等差数列である。
積 8・6 が 6 と 8 の公倍数の 最小ではないことがわかる。
6 と 8 の最小公倍数は 24,最大公約数は 2 である。
6 を 法とすると,
8 の倍数を考えること, 2 の倍数を考えることは同じなのである。

ユークリッドの互除法へつづく