ユークリッドの互除法

160513 初版 160513 更新
 自然数a, b に対して,a = bq + r なる 整数 q と 0 以上 b 未満の整数 r があります。 (整数の乗法・除法)
b と r の公約数が d であるならば,d は a の約数です。
実際, 仮定より b = d b', r = d r' なる整数 b', r' があります。
a = bq + r = d b' q + d r' = d (b'q + r') なので, d は a の約数であることがいえました。 つまり,b と r の最大公約数と a と b の最大公約数は等しいことになります。
 585 と 182 の最大公約数を求めてみましょう。
a b q r
585182339
18239426
3926113
261320

最大公約数は 13 ということになります。