負の数の平方根
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参考事項:
2次方程式
虚数単位
虚数と複素数
負の数の平方根
170104 初版 170104 更新
2乗して -1 となる数の一つを \(i\) として,虚数単位といいました。
方程式 \(x^2=-1\) の解の一つです。 すなわち,\(i^2=-1\).
平方根
の記号の定義より, \(\sqrt{-1}\) は \(i\) のことを表します。 \(i=\sqrt{-1}\)
-1 の平方根は i または -i で,それに限ります。
a を正の数として, \(\sqrt{a}i\), \(-\sqrt{a}i\) は -a の平方根です。
すなわち,\((\sqrt{a}i)^2=-a\)
\(\sqrt{-2}\) は -2 の平方根の一つですから,
\(\sqrt{-2}\cdot \sqrt{-2}=-2\) でなければなりません。
したがって, \(\sqrt{-2}\cdot\sqrt{-3}=-\sqrt{6}\) でなければなりません。
\(\sqrt{-2}\sqrt{-3}=-\sqrt{6}\) より
\(\dfrac{\sqrt{6}}{\sqrt{-2}}=-\sqrt{-3}\) でなければなりません。