2の2乗, 3乗, 4乗, …と自然数乗は自然に考えることができる。
\(2^n=2\cdot 2\cdots 2\cdot 2\) (n個の積)
nが自然数でないとき,例えば,0とか負の整数とか,
\(2^n\)にどのような意味を持たせればよいのか。
いつものように,数学を
構成
していく。
数列と関数の考えは、ほとんど違わないと思う。
高校で考察する関数も,
表を用いて書くのがよいと思う。
ただ,高校での数列には第1項より前がないのが大きな違いである。
\(n\) | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | … |
\(2^n\) | 2 | 4 | 8 | 16 | 32 | 64 | 128 | 256 | … |
nをひとつずつ大きくすると,
\(2^n\)は2倍になる
\(x\) | m | n | m+n |
\(2^x\) | M | N | X |
\(x\) | m | n | m+n |
\(2^x\) | M | N | MN |
nをひとつずつ大きくすると,
\(2^n\)は2倍になる
ならば,nをひとつずつ小さくすると,
\(2^n\)は2分の1になる
\(n\) | … | -3 | -2 | -1 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | … |
\(2^n\) | … | \(\dfrac{1}{8}\) | \(\dfrac{1}{4}\) | \(\dfrac{1}{2}\) | 1 | 2 | 4 | 8 | 16 | … |
したがって,このように,